幻の花
こんにちは、今日はある植物をご紹介しようと思います。
皆さんは
「 ナゴラン(aerides japonica)」という名前を聞いたことがありますでしょうか?
よく
「幻の花」「幻のラン」と呼ばれます。
名前の由来は1700年ごろ、名護岳で初めて発見されたことにちなんで名付けられたといいます。
さて「幻」、ナゴランのどこが幻なのか?
探せば、比較的安い値段で販売されています。流通に乗るくらいの数はあるということです。
(それでも1株4000-5000円ほどしますが)
じつは山原(やんばる:沖縄県北部地区)の山々に自生していたナゴランは、もう取りつくされてしまっているからです。
古い文献では1,700年初期に名護岳で採取したという記録(「中山伝言録」巻6・物産)があり、このことからナゴランと命名されたようですが、現在では名護岳はもちろん、本島北部の山では、まず見つからないでしょう。
沖縄産のナゴランを復活させた、玉城氏が昭和40年ごろから探し始めて、昭和44年にやっと一株、自生しているナゴランを見つけたということですから……
現在、販売されているのは、人工的に育てられたものです。
さて、まだ若い株で、それほど華麗さ(でも可憐であると思います)はありませんが、我家で咲いたナゴランを紹介しますよ。
興味をもたれた方は、是非、検索してみてください。
ナゴランの魅力を引き出している画像がたくさん出てきますよ。
金城
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